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上田学園の紹介 ⇒ 卒業後 将来に向けて ⇒
卒業生の声
成瀬望 2005.3 卒業 高校中退後、大阪から上京し入学。 上田学園3年間在籍後、アルバイトをしながら 「株」と「リサーチ」の授業に聴講生として1年、「リサーチ」の授業のみ2年在籍。 出版関係の営業職に中途採用で採用され3年後、係長までなったが退職。 半年間、上田学園のお手伝いして、新世界へ。
上田学園に入学したきっかけ
高校の受験勉強に意味を感じられなくなり、 辞めてどこかへ行きたいと思っていた頃、 不登校の中高生達が会社をつくり国家をつくる小説 「希望の国のエクソダス」(村上龍著)を読み、 おもしろかったのでそのホームページをネットで見たところ、 そのホームページを上田学園の学生達が制作していたので、 上田学園を知りました。
中学校中退者(?)から大学中退、ひきこもり、 オタク系、放浪系、いろいろな学生達がいて、 町のフリーペーパーをつくったり、 村上龍の小説のホームページをつくっていたり、 旅行のパッケージツアーを企画したりと、 世の中に発信するような社会勉強になるような授業があったり、 少し怪しい感じの人も含めて、 本当に様々な社会人の先生に出会えることに 魅力を感じ、上田先生の人柄に 惹かれたこともあり、入学を決意しました。 あの頃は、僕の周りの人々とは違う価値観の仲間が、 どうしても必要に思えたのです。
上田学園で自分はどう変わったか?
上田学園に入る前は、根拠なき謎の自信に満ち溢れた 社会を知らないバカ者でしたが、 まず自分が徹底的に世の中に通用しないということを思い知らされ、 その上で先生方の言っていることを何とか理解しようと、四苦八苦、 ジタバタしていくうちに、卒業前になってやっと少し、 聴講生として授業を受けている中でもう少し、 まだまだ出来ていないことは多いですが、見える景色が 少し広がったかなと思えました。 人に注意してもらえることを、ありがたいと思えるようになったり、 視野が広くなったと思います。
学生がそれぞれ、あまりに今までの人生の背景が違ったので、 いっしょに授業の課題を進めたりしていく中で、 たくさんの問題や衝突があり、そこから人間関係をつくる上での 底力のようなものを学びました。 あとは、ある意味オン・ザ・ジョブ・トレーニングのような 授業の実践の中で、たくさんの数え切れない失敗をし、 ものすごく自分に自信がなくなったり、 乗り越えられない壁を感じて苦しんだことが、 あとから思うと、やっぱりとてもいい経験でした。 「チームで作業をする」ということを徹底的に鍛えられました。 ワードやエクセル、パワーポイントなど PCの基礎スキル、英語の基礎、報告相談連絡、 人から教えてもらうときの態度など、 社会人としての基礎のようなものを学んだことは、 卒業してから会社に入っても、会社の外でも、とても役立ちました。 卒業時に自分の中で「がんばること」が当たり前になっていたことが、 出世の鍵になったと思います。
具体的には、タイツアーを企画して お客さんを募集して連れて行った経験や、 ゾウのはな子のドキュメンタリー映像をつくった経験など、 自分にとって、全くいままで経験のないことをさせて頂いたことは、 未知のもの、わからないこととどう向き合い、 どうやって仲間と進展させるか、という考え方や 行動の仕方についての、スキルを学ぶ大きな機会だったと思います。
上田学園在学中の日記より抜粋
----------------------------------------------- (タイツアーの企画をしていた頃の日記より)
このタイツアー作りを成功させて、 実力をつけて、 もっと、たくさんの夢をみんなで見たい。 共通の夢を見ることが、 上田学園共同体をつくる、一番の方法だと思うから。 一緒に同じ夢の実現に向けて努力するということが、 とっても楽しいことだということを、 みんなで知ることができたら素敵だなって思う。
----------------------------------------------- (ある日の日記より)
真剣に、楽しい毎日を過ごしたいと、 心から願う。 いつか、振り返ったときに 「思い出がいっぱい」 であるように。 自分も変えたいし、 生徒のみんなも変わって、もっとすごくなって欲しいし、 学校の雰囲気も変えたい。 スゲーやつになりたいし、 ほんとにスゲー学校になりたい。
----------------------------------------------- (卒業式の後の日記より)
かつての仲間達、上田学園の卒業生達。 俺、上田学園にしっかりと足跡を残したぜ。 たぶん。 そして、みんなの大事な足跡が忘れられないように、 上田学園在校生の卒業生達に関するメモリーを強化しといた。 でも、残った在校生達に、みんなと学んだこと、 しっかり引き継げたかは、けっこう「?」だけど 「?」の責任分、これからも上田学園には ずっと関わっていきたいなと思う。 みんなも関わって下さい。
学校がなくなっても、これからもっとずっとオトナになっても、 生徒は生徒同士あのときの関係のままで、 『卒業しても終わらない学校』 上田学園がそう呼ばれるといいね。 じゃ。 おっと、上の言葉は在校生のみんなにも言っときたい。 よろしく。 これで俺も上田学園とさよならだ。
----------------------------------------------- 日記からの抜粋は以上です。 僕は今でも思っている。 一生、上田学園と関わっていきたい。 みんなとずっと仲間でいたい。
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